ロールシャッハ法(包括システム)

検査情報

基本文献:①ロールシャッハ・テスト ワークブック、②ロールシャッハの解釈 

著者名:①Exner,J.E. 著(中村紀子・西尾博行・津川律子監訳)、②Exner, J.E. 著(中村紀子・野田昌道監訳) 

発行所:金剛出版 

テスト発表年:1974年(包括システム) 

目的:①性格傾向の把握、②治療(面接)計画と治療(面接)の評価、③心理療法への導入 

対象年齢:幼児から高齢者(Exnerらの記述統計には5歳からのデータが用いられている)

所要時間:1時間〜1時間半

 

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検査の概要

包括システムは、量的分析からさまざまな解釈仮説が導き出されるが、それが可能になるのは、あくまでも、正しい施行法で正しいコーディングがなされた時のみである。自己流の施行法やコーディングは検査結果を歪めてしまうので、初学者はエクスナーの原法を守ること。また、レポートが解釈仮説の羅列といったクックブック的なものにならないように注意したい。テストの解釈は、量的分析を基礎としながらも、生活史情報、反応内容や反応継起の分析を検討してなされることを忘れないこと。豊かな解釈を可能にするためにも、包括システムに統合された他のロールシャッハ法や精神力動論、精神病理学、心理療法についての知見を広めておきたい。 

引用文献

小山充道(2008)必携 臨床心理アセスメント 金剛出版,p.294.