検査情報
基本文献:自閉児の行動評定:精研式CLAC解説書、精研式CLAC-Ⅲ[行動療法用]手引
著者名:梅津耕作ほか
発行所:金子書房
テスト発表年:1980年(CLAC-Ⅰは1970年)
目的:①自閉児・知的障害児その他の発達障害児の行動特徴の把握、②治療方針策定、関係者との話し合いの資料、③行動療法等の治療教育効果の判定、治療・教育機関どうしの共通理解
対象年齢:自閉性障害が問題になり始める幼児〜12,3歳、段階5に達しない高年齢児
所要時間:40〜50分から1時間弱
<PR>
<PR>
検査の概要
自閉症スペクトラム児の行動特徴のチェックが行え、行動療法的な介入のための指針が示される。検査用具には自閉症スペクトラム児が好む課題と苦手な課題の両方が用意されている。シリンダーと色砂の用具に形態の異なる透明な器を加えれば、Piagetが有名にした「保存」の実験も可能である。同じ金子書房から出されている『精研式CLAC課題学習用 教材』は学校でも家庭でも利用が可能であり、自閉症以外の発達障害児にも有効である。
引用文献
小山充道(2008)必携 臨床心理アセスメント 金剛出版,p.104.